ハンドルを回さなくてもスマートフォンを充電可能!
手回し充電機能を搭載しない防災ラジオライトの
新商品を3月11日に発売

~手回し充電機能付きのラジオライトを20年製造しているメーカーが
手回し充電を搭載した経緯から廃止した経緯まで解説!!~

株式会社スターリング(本社:大阪府大阪市、代表取締役:吉井 啓人、以下 当社)は、防災用のラジオライトの多彩なニーズに応えるため、手回し充電機能を搭載しないデジタルラジオライトチャージャーの新色ガンメタリックカラーを2022年3月11日(金)より発売いたします。

「STP-652GM[デジタルラジオライトチャージャー]」
URL: http://www.sterling.jp/catalog/radio-light/stp652gm.php

STP-652GM

STP-652GM充電イメージ

■開発背景

【そもそもなぜ、ラジオライトにダイナモが必要だったのか?
キーワードは『5,5,3』】

1990年代の防災備蓄品といえば、カンパンと水、ラジオと懐中電灯が定番でした。
そんな中、当社の営業担当者から開発のもとへこんな相談がありました。
『カンパンと水の保存期限が約5年、乾電池は品質保持期限が3年、これらを防災セットとして備蓄する際、3年で総入れ替えする必要があり、水とカンパンがもったいない。どうにかならないか?』といった相談でした。
確かに、3年後に乾電池だけを入れ替える作業はなかなかに手間な上、『そもそも入れ替え自体を忘れてしまう事が多いのでは?』と考えられました。そこで、この2年間の差を埋めるべく、ダイナモによる手回し充電機能を搭載したラジオライトが開発されました。
※当時はローリングストックといった事はほとんど浸透していませんでした。

【ダイナモの役割とその限界について】

当初の手回し充電機能は、懐中電灯には豆電球が使用されていることもあり、ラジオによる情報収集をメインに使用していましたが、2000年代に入り電球がLEDになり、さらに携帯電話への充電機能を搭載するなど順調に進化してきました。
しかし、2010年代にはいるとスマートフォンの電池大容量化と、乾電池の品質保持期限の長期化により次第にダイナモの役割の限界が見えてきました。
現在では、アルカリ乾電池の品質保持期限は10年になり、スマートフォンを充電する為には、ハンドルを10分から15分回しても1%程度しか上昇しません。その為、当初のダイナモ搭載の意義からもその必要性が薄れてきていると言えます。

【これからのラジオライトについて】

元々のラジオライトは、震災時に必要な情報を入手するための『ラジオ』、停電時の『ライト』を確保することが目的でした。それに加え個人安否の発信が可能な『スマートフォン充電』も近年とくに重要視されています。
これは、過去の震災では直後に、電話の輻輳(ふくそう)を避けるために、通話制限が行われていた為に、震災直後には、緊急通話くらいの使用方法しかありませんでした。しかし、東日本大震災も含め近年の災害時には、通信品質の向上により通話制限が行われても、通信機能の制限はされないことが多く、被災直後にSNSやIP電話などで、安否情報の発信のツールとして利用されるなど、従来に比べ被災直後のスマートフォンの活用方法が、大幅に増えた事が理由として考えられています。

【震災時のスマートフォンとラジオライトの役割分担について】

スマートフォンの登場で様々な情報の入手が簡単に行えるようになりました。スマホのアプリでラジオも聞けるようになり、バックライトやフラッシュを利用したライトやランタン機能まで備えています。
最近では、被災しても『アプリでラジオが聞けるので、ラジオは不要では?』との意見を聞くことも多くなりました。しかし我々の見解では、乾電池で動くラジオの必要性は、より高くなったと考えます。
例えば、過去の震災の例から停電からの復旧の例を示すと、阪神淡路大震災(約260万戸が停電)6日後に復旧。東日本大震災(約870万戸が停電)7日後に復旧。熊本地震(約47万戸が停電)5日後に復旧。水道やガスにくらべて電気の復旧が、一番早いと言われていますが、それでも大きな震災時には、停電が1週間程度続く可能性があります。


停電復旧時間震災別

そこで、ラジオの連続使用時間を見ていただくと、1日に6時間ほど使用した場合、乾電池1セットでちょうど1週間ほど使用することが可能になります。


ラジオ連続使用時間比較表

つまり、震災時には『ラジオ』を使い情報を収集しつつ、詳細な情報が必要になった際にはスマホで、『ワンセグ』や『SNS』で追加情報を収集するハイローミックスな考え方で乗り切るのが最適であると当社は考えてSTP-652シリーズを開発しました。

■商品の特徴

*ハンドルを回さなくてもスマートフォンを充電できる。(製品にはケーブルが付属しません。)
スマートフォンを充電できる手回し機能付きのラジオライトは多いですが、実はハンドルを10分から15分回しても1%しか上昇しません。


スマートフォン充電所要時間比較

*現在地で受信可能なラジオ放送局を自動でスキャン、自動でメモリー登録してくれるATS機能を搭載。さらに停電時に明かりがなくても見やすいバックライト付きディスプレイなど、ラジオをさらに使いやすくする機能を搭載しました。


ラジオコントロールパネル

*デザインは、80年代のラジカセのスピーカーコーンをイメージし特徴的ながらもシンプルに仕上げ、ダイナモを搭載しない分、軽量でコンパクトな設計。


ラジオデザイン

■商品概要

商品名
:デジタルラジオライトチャージャーGM
発売日
:2022年3月11日(金曜日)
品番
:STP-652GM
価格
:オープン価格:実勢価格7,980円(税込)
サイズ
:150×42×55mm
カラー
:ガンメタリック
販売場所

【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社スターリング お客様相談窓口
TEL:06-6622-8070
お問い合せフォーム: http://www.sterling.jp/form/public.php

株式会社スターリング
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